えすえいち『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』とは?…こんなアニメです!
※作品冒頭の25分はエウレカセブンの物語が始まる前の過去編 |
※人類対スカブコーラルの激戦を新規作画のバトルアクション
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※後半はテレビアニメの映像を加工・流用し、「レントンの回想」で物語が進行していく |
記事の信頼性は?
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ジャンルとあらすじ
『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』とは? ボンズ制作による日本のアニメーション映画。 2005年から2006年にかけて放送されたテレビアニメ『交響詩篇エウレカセブン』のリブート作品であり、三部作構成で上映される。 |
■ ジャンル…SF、ロボット、アクション ■ 年代…2017年9月16日 ■ 話数…93分 ■ 原作…BONES ■ 制作 / 監督…ボンズ / 京田知己 清水久敏 ■ 公式…交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1 |
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション – Wikipedia |
みゃんこ先生TV版エウレカセブンの10年前の物語を新規で描きつつ、TV版(主人公にスポット当てた)の話を編集した作品じゃ
どんなアニメ?ざっくり解説
作品冒頭の25分は「サマー・オブ・ラブ」で繰り広げられた人類対スカブコーラルの激戦を新規作画のバトルアクションで描出。 後半はテレビアニメの映像を加工・流用し、「レントンの回想」という形でビームス夫妻との交流エピソードを中心に構成している。 スクリーン上に目で追いきれないほどの大量の文字情報を投影し、回想シーンの時系列を「PLAY FORWARD(早送り)」「PLAY BACK(巻き戻し)」でシャッフルするという演出方法が採られている。 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション – Wikipedia |
CHARACTERの紹介
レントン・ビームス(レントン・サーストン) 声 – 三瓶由布子 |
 | 地方都市ベルフォレストで育った14歳の少年。 直情径行で喜怒哀楽が表情にすぐ出るタイプ。英雄アドロックの息子という目で見られることに嫌気がさしており、何もない故郷でリフだけを楽しみに暮らしていた。レイとチャールズの夫婦の養子になって9年が経つが、その関係はぎこちない。
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映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
エウレカ 声 – 名塚佳織 |
 | 人型コーラリアン。 人間そっくりの姿をしているが、その内面は人間とは大きく異なっている。アドロックとともに10年前のサマー・オブ・ラブの現場に立ち会っていた。その後、保護観察対象として、ホランドが隊長を務めるファシリティ・ガードとともに行動をするようになっている。
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映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
ホランド・ノヴァク 声 – 森川智之 |
 | アドロックの弟子の一人。 実力派のリフボーダーとしてレントンのあこがれの対象だった。10年前には独立即応強襲隊に所属し、ネクロシス作戦に参加していた。その後、公共福祉査察軍からエウレカとともにファシリティ・ガードへと移籍する。 |
映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
タルホ・ユウキ 声 – 根谷美智子 |
 | 10年前に、公共福祉査察軍機動航空軍の少尉としてネクロシス作戦に参加。 士官学校を飛び級で卒業した最年少指揮官だった。その後、ホランドとともにファシリティ・ガードへと移籍をした。 |
映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
チャールズ・ビームス 声 – 小杉十郎太 |
 | レントンの養父。 情熱的な性格で、様々な面で“濃い”人物。アドロックの部下の一人であり、10年前にはネクロシス作戦に参加していた。現在は、民間軍事企業スターリング・ソリューション・サービスに出向中。 |
映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
レイ・ビームス 声 – 久川 綾 |
 | レントンの養母。 きつそうに見えるがとても愛情深い。9年前にチャールズと結婚し、レントンを養子に迎えた。チャールズと同様、パイロットで、現在はスターリング・ソリューション・サービスに出向中。 |
映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
アドロック・サーストン 声 – 古谷 徹 |
 | 公共福祉査察軍生化学即応軍に所属する科学者で、レントンの父。 スカブコーラルを殲滅するネクロシス作戦を立案するが、その途中で、ある考えを持って反乱を始める。エウレカのことを娘のように慮っていた。死後はサマー・オブ・ラブの危機から世界を救った英雄として讃えられている。 |
映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
あらすじ
地球上を覆う情報生命体・スカブコーラルと人類の戦いが巻き起こした世界の危機――サマー・オブ・ラブ。 その危機から世界を救ったのは、アドロック・サーストンだった。英雄と讃えられるようになるアドロック。 だが、その真相を知るものは、最前線で戦ったごく一握りの人間だけだった。 そして10年の時が流れた。 アドロックの残された息子レントンは、ビームス夫妻の養子となり、地方都市ベルフォレストで暮らしていた。 14歳になり、鬱屈とした日々を送っていたレントンに運命の転機がやってくる。 そして、家を飛び出すレントン。そこからレントンは様々な人との出会い、別れを経験する。 レントンが出会ったひとりは、ファシリティ・ガード隊長のホランド・ノヴァク。 一時、ホランド率いるファシリティ・ガードに身を寄せていたレントンだが、結局わずかな時間でそこからも飛び出してしまった。 レントンが出会ったもうひとりは、少数宗教ヴォダラクの少女。 死に瀕した彼女を救うため、レントンは、再会したビームス夫妻の心配をよそに、奔走する。 人々との出会いと別れは、レントンに大事なことを気づかせる。 自分はなぜ、家出をしたのか。自分はなぜ今、この道を走っているのか。 映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』 |
えすえいちもともとエウレカセブンって全50話ありますよね?まとめられるんですか?
みゃんこ先生そうじゃな。。今作はレントンに関係する話が一部、まとめられておるが、正直きびしい感じじゃのう
個人的な感想
「かなり辛口なコメントをします。ですのであまり見たくない方はバックでお願いします。」 |
結論から言うと、エウレカセブンを見たことがある人向けの作品で、前半の25分だけ見ることをオススメします。 前半25分はTV版を見たことがある人用の内容で楽しめます。 TV版エウレカセブンの物語が始まる10年前の出来事、人類VSスカブコーラルの話から物語が始まります。 この物語はTV版の本編でも語られなかったため、主人公・レントンの父親、アドロックがどのようにして人類を救って英雄になったのか。 作中何度も聞いた『サマーオブラブ』の真相が分かります。 アドロックとはどういう人物だったのか?彼の周りにいた人たち、エウレカとは?ホランドとは?チャールズとは? 後のレントンの人生に大きく影響を与える人物たちの過去を描いてくれた物語。 この25分だけでも楽しめると思います。 そして後半 残りの60分は総集編となっています。ですので見たことがある人にはうーんといった内容です。 逆にエウレカセブンを見たことがない人にはいいか?と聞かれると反応に困る内容です。 後半の内容は言わばレントンが過去話を語りながら過去を思い出していくストーリーです。 それだけならいいのですが、その時系列がバラバラで理解しずらいです。 例えば、「今なぜ俺がこんなことになったかは12日前のあのころ…」➨回送シーン➨「だってあの頃はまだ…」➨20日前➨「きみがあんなことになるなんて」➨5日前 みたいな感じで時系列が前後しまくりで、内容が入ってこないです。 確かにエウレカセブンという作品は全部で50話あり、その中の話を選別してレントンの物語を60分にまとめるのは土台無理な話なのですが、それでももう少し話の構成があったのではないか?と思ってしまった作品です。 例えばですが、この作品自体をエウレカセブンを見たことある人向けの内容にして、レントンの父親、アドロックの話で90分を描く。いわばエウレカセブンの0話のポジションで描き切る内容にするとか。 今からTV版のエウレカセブンを50話も見るにはキツイから、初めて見る人の向けの総集編にするとか。 ただの総集編で批判をうけるなら、全編新規作画にして、エウレカセブンという作品をもう一度一からリメイクするとか。 この映画を見て感じたのはどこのユーザーに向けて作成したのか?分からない作品でした。 前半の部分はエウレカセブンを見た方には楽しめる内容。後半はエウレカセブンを見た人にも「え?どうゆこと?」と思わせる内容で、見たことがない方からしてみれば置いてけぼり感がすごい内容。 前半はとても評価したい、でも後半が…といった内容の作品でした。 |
えすえいちできるなら全話を新規カットで見たかったですね…
みゃんこ先生そうじゃのう…新規カットと編集の混ざり方で中途半端な出来になってしまったのう
映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』予告編
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1のまとめ
ハッキリ言ってしまうとこの作品を見るならTV版のエウレカセブンを見たほうが面白いと感じた作品でした。
あくまでこの作品はエウレカセブンを見た人が「あぁ…レントンの父親ってこういう人だったんだ」「だから英雄になったのか…」「だからみんなレントンの事を知っていたのか」
など本編を見たうえでさらに内容を補完する作品になっています。
実際の本編は50話という大作ですがそれに見合っただけの名作です。
少しでもエウレカセブンに興味を持ってもらえれば幸いです。
みなさんの時間が有意義で楽しめるものになってもらえたら幸いです。それではまた別の記事で!
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