※73の国を滅ぼし26億人を殺した、スカブ(かさぶた)状の物体「エウレカ」 |
※TV版エウレカセブンのもう一人のヒロイン「アネモネ」を主人公とし |
※第1部とは別の世界の東京が舞台として物語が展開される |
ジャンルとあらすじ
『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』とは?
交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション – Wikipedia
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どんなアニメ?ざっくり解説
第2部は題名にも記載されたとおり「アネモネ」を主人公とし、第1部とは別の世界の東京を舞台とする。 本作では「エウレカセブン」とは突如この世界に現れ、数十億人の人類を死せしめた「エウレカ」と呼ばれる存在のうち“7番目のエウレカ”と定義され、アネモネがその中で“エウレカ”と呼ばれる少女と出会うことがきっかけとなり、ハイエボリューションシリーズの「真なる世界」への扉が開くという。 |
CHARACTERの紹介
石井・風花・アネモネ 小清水亜美/玉野るな | ||
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エウレカ 声 – 名塚佳織 | ||
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ガリバー | ||
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レントン 声 – 三瓶由布子 | ||
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ドミニク 声 – 山崎樹範 | ||
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ドミニク(アプリ) 声 – 山崎樹範 | ||
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石井賢 声 – 内田夕夜 | ||
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あらすじ
まだ幼かったあの日。 父、ケン は幼いアネモネを残して戦いに赴き、そして帰ってこなかった。 ちゃんとお別れを言うことができなかったアネモネの小さな胸に深く残る後悔。
7年が経過した。アネモネは父が散った戦場――東京にいた。
アネモネがエウレカセブンの中で出会ったのは、ドミニクという青年と、エウレカという青緑の髪をした少女。
アシッドに囚われていた謎の男・デューイは予言する。
アネモネとエウレカが出会った時、全ての真実が明らかとなり、新たな世界の扉が開く――。 |
個人的な感想
「先に言っておきますとこの作品は『TV版エウレカセブン』を見た方向けの作品です。」 |
まぁ見たことがないかたでも楽しめるとは思いますが(エウレカやレントンといった重要キャラクターがどういう人物か分からないので多少理解しずらいと思いますが)
TV版エウレカセブンの物語にそう繋げてくるか…!?と思った作品です。いやまさかそう繋げるの!?と驚きました。 前作の『ハイエボリューション1』はTV版の物語の10年前を描き、レントンを中心とした総集編。 しかし今回の『ANEMONE』はがっつりTV版エウレカセブンの物語に食い込んでくる作品です。
どういうことかと言うと、今作『ANEMONE』の世界と『TV版エウレカセブン』の世界は各々が別の世界。 そして『ANEMONE』の世界では7番目のエウレカ=エウレカセブンという人類の敵に、数十億の人類が死に絶えた。 そんな中この脅威に立ち向かう組織・アシッドの一員としてアネモネは戦いに赴くことになります。 ただ物理攻撃の効かないエウレカに対し、国連の戦略部隊アシッドはダイブシステムでアネモネの精神をエウレカ内部へ送り込み、反抗手段を探ろうとした。 ここで『ANEMONE』世界のアネモネと『TV版エウレカセブン』世界のアネモネがリンクします。 ようは自分のアバターを使ってエウレカを倒すというみたいなイメージです。
今作のアネモネ見た第一印象は、「え?アネモネってこんなに落ち着てた?」ってのが第一印象でしたが、ここで納得いきました。 あぁ…『ANEMONE』世界のアネモネが『TV版のエウレカセブン』世界のアネモネにリンクしてエウレカを倒す。そうすると『ANEMONE』世界のエウレカが消えて世界が救われる。 「なるほど…そうくるか…!」と思った作品でした。
前作は総集編みたいな作りでしたが、今作はがっつりTV版のエウレカセブにリンクさせてきた作品でした。 まるでエウレカセブンという作品の別視点の続編を見ている感じでとても楽しめました。 |
映画『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』冒頭10分映像
ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションのまとめ
前作がかなりアレなだけに、今作もどうかなぁ…と思って若干見るのが怖かった作品でしたが…
前作の悪い所(中盤から後半がほぼ使いまわしの総集編、どのユーザーに向けて作られたか分からない、シナリオが前後しすぎて内容が入ってこないなど)を解消してたので思った以上に楽しめました。
あとは前作の戦闘の使いまわしがなかったら完璧でしたが、そこはさすがに難しい…ですよね。
TV版のエウレカセブンを見た方向けの作品でしたが、しっかりとエウレカセブンファンに向けて作られた作品でした。
『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』はTV版エウレカセブンを見た方にオススメの作品といえます。
みなさんの時間が有意義で楽しめるものになってもらえたら幸いです。それではまた別の記事で!
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