※かつて陰陽師が大蜘蛛を封印したと言われる一冊の本 |
※古書店の硯とビルのオーナーの孫娘・瑞紀の前に |
※身の丈20センチほどの小さな娘蜘蛛が現れて… |
ジャンルとあらすじ
『わすれなぐも』とは?
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どんなアニメ?ざっくり解説
和風の様式的な建造物を舞台に展開する陰陽師と大蜘蛛のバトルから、複雑に本が積み上げられた古書店の猥雑さ、娘蜘蛛の愛らしさと成長した姿のエロティックさなど、アニメーション表現に必要とされるさまざまなシチュエーションが重層的に練り込まれている作品。 |
CHARACTERの紹介
硯周 声 – 土田大 | ||
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娘蜘蛛 声 – 金田朋子 | ||
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辺見瑞紀 声 – 下田麻美 | ||
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あらすじ
かつて上代に手練れの陰陽師が大蜘蛛を封印したと言われる一冊の本。 それを入手した古書店の硯とビルのオーナーの孫娘・瑞紀の前に、 身の丈20センチほどの小さな娘蜘蛛が現れた。 寂しげに母を求める娘蜘蛛のいたいけな姿に、 硯は自分の師匠からヒントをもらって、 あるべき場所へ物の怪を返そうと試みる。 |
個人的な感想
「25分の短編作品なのにいろいろな要素が詰まっている作品」 |
昔、巨大な蜘蛛の化物が都を襲い、その化物を陰陽師が対峙した。 そんな妖怪伝承を読みあげている古本屋の店主・硯(すずり)の元に1人の少女が現れる。 彼女はこのビルのオーナーの孫娘の瑞紀。硯(すずり)から家賃を回収しに来たという。 そんな彼女の前に突如、黒い影が横切る。それは身の丈20センチほどの小さな娘の顔をした娘蜘蛛だった…!? そんなかわいらしい娘蜘蛛にえらく気にいった硯(すずり)は彼女を飼うことにするのだが… というのがおおざっぱな物語の冒頭です。 最初見たときは、妖怪を退治するお話かと思ってたらまさかのかわいい妖怪を育てる話になるとは。驚きです。 しかもこの娘蜘蛛、めちゃくちゃ可愛いです。というかしぐさや絵柄、アクション、なにもかもがキュートです。 家にも一匹欲しいと思う小動物的な可愛さを兼ね備えています。 なかなかに妖怪のようには見えない。でもしっかり蜘蛛特有の足や糸など、かわいい顔とは反対の怖い部分も持ち合わせてる、そんな妖怪です。 そんな彼女を日々愛でてると、時折寂しそうに空を見つめて、母親の名前を呼びます。 そんなところを見てしまった硯(すずり)は、彼女の母親を探そうと旅に出ることになり…。 硯と瑞紀は無事、娘蜘蛛の母親を見つけて親の元に返すことができるのか?
この作品を見て思ったのはめちゃくちゃ丁寧な作品という印象を受けました。 どのキャラも表情豊かで、アクションも細かく、場面展開やカット数が非常に多く、とにかく飽きさせない作りになっている。 次にどうなるのか?コメディからのシリアスにするギャップや緩急がとても素晴らしい作品でした。 正直、2話、3話と続きを見たいと思わせる丁寧なアニメです。25分があっという間に終わった作品でした。 |
わすれなぐものまとめ
と、まぁこの作品をべた褒めしたわけですが、正直な話…好き嫌いはかなり分かれるかな?と思いました。
個人的にはかなり好きなテイストなので楽しめたのですが、見た後はけっこう後味が残るというか、スッキリしないと思います。
それ含めて楽しめた作品ですが、苦手な方はけっこういるのかな…と思った話でもあります。
人に見てもらったら、人の感想が聞きたいと思う作品でした。
みなさんの時間が有意義で楽しめるものになってもらえたら幸いです。それではまた別の記事で!
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