過去と現在を繋ぐ切なくて不思議な2度目の初恋『空の青さを知る人よ』

えすえいち

『空の青さを知る人よ』とは?…こんなアニメです!

※高校2年生のあおいは、31歳の姉のあかねと二人暮らしをしていた。
※かつて同じ高校でバンドのギター担当であかねの恋人だった”しんの”が地元に帰ってくることになる。
※するとどういうわけか、18歳のときの”しんの”もその場に現れて…次第に四人は複雑な関係になっていく。

記事の信頼性は?
この記事は、1日1クールアニメを見ているアニメオタクが執筆しています。
現在アニメを300本完走しアニメ記事を200本書いるアニメバカが執筆しております。


ジャンルとあらすじ

『空の青さを知る人よ』とは?

長井龍雪監督、CloverWorks制作による日本のアニメーション映画。

本作はアニメ監督の長井龍雪、脚本家の岡田麿里、キャラクターデザイナーの田中将賀で結成されたアニメ制作チーム「超平和バスターズ」によるオリジナル作品を原作とした『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(通称:あの花、あのはな)、『心が叫びたがってるんだ。』(通称:ここさけ)とともに三部作として位置付けられている

■ ジャンル…ドラマ、青春
■ 年代…2019年10月11日

■ 話数…107

■ 原作…超平和バスターズ
■ 制作 / 監督…CloverWorks / 長井龍雪
■ 公式…空の青さを知る人よ

引用 空の青さを知る人よ – Wikipediaより

『空の青さを知る人よ』を見れるサイト

U-NEXT
dアニメストア
Amazonプライム
えすえいち
『空の青さを知る人よ』とは…どんなアニメなんですか?
みゃんこ先生
ざっくり説明すると、大人になった”しんの”と高校時代の”しんの”がなぜか同じ時間軸に2人いる物語じゃ。しかも姉妹の姉は大人になったしんのと妹は高校時代のしんのを好きになっていく、かなり変わった四角関係の恋物語じゃな。

CHARACTERの紹介

相生 あおい(あいおい あおい)声 – 若山詩音

本作の主人公。あかねの妹。高校2年生。ボブカットに太い眉が特徴。慎之介同様、左目の白目にほくろがある。将来は東京に出てバンドで天下を取ることが夢。

引用 空の青さを知る人よ – Wikipediaより

相生 あかね(あいおい あかね)声 – 吉岡里帆

31歳。あおいの姉で、慎之介の元恋人。通勤に使う自家用車であおいを日頃送迎している。勤務先は市民生活課。あおいからは「あか姉(ねえ)」と呼ばれている

引用 空の青さを知る人よ – Wikipediaより

金室 慎之介(かなむろ しんのすけ)声 – 吉沢亮

31歳。高校を卒業してからミュージシャンを目指して上京、一度はソロデビューを果たすが、今は新渡戸団吉のバックバンドでギターを担当。高校時代は正道や番場、阿保とバンドを組んでいた。

引用 空の青さを知る人よ – Wikipediaより

STORY

山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。

そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。

“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。

[引用]銀魂 テレビ東京アニメ公式

えすえいち
この作品、リアルの恋愛ものかと思いましたが、ファンタジー作品でもありますよね?
みゃんこ先生
そうじゃな。まぁファンタジーといっても、幽霊とか生霊みたいなものをイメージしてもらえれば分かりやすいぞい

個人的な感想

「視聴者の年齢で立ち位置(共感するポイント)が変わるアニメ」
見終わった後の感想はまさにこれでした。

若い人(学生なら)なら”あおい”や”しんの”のことを応援したくなるし、大人の人なら”あかね”と”しんのすけ”のことを応援したくなる。見ている年齢で共感するポイントが大きく変わるようなアニメでした。

私の場合は完全にしんのすけの立場になって物語を見ていました。学生の事は分からなかった、大人になってから分かるいろいろなしがらみや大変な事。それらを飲み込んで今を生きている。自分でもわかってるんだけどどうにもできない。そんなところに共感しました。見る人によって共感ポイントが変わったアニメでした。

物語はというと(おおざっぱに解説します)

ある日、幼くして両親を失った二人の姉妹。あおいとあかね。彼女達は両親を事故で亡くし、ずっと2人で育ってきました。そして13年の時が流れ、あおいは高校2年生になりあかねは31歳になります。そんな2人の前に突如現れたのは姉のかつての恋人・しんの。そしてもう一人、13年前から来たもう一人んのしんの。まさかの現在のしんの(31歳)と18歳のしんのが2人でてくるというミラクルが起きます。

夢に向かったけどやさぐれてしまった現在のしんのと、高校生3年生のままの姿で突如現れたしんの。どういうこと?ってなるアニメです。いやもうなんで?何が起こったの?と謎が謎をよぶ展開に驚かせれます。

どうしてしんのは2人いるのか?。どうして高校生のしんのは突如現れたのか?なぜ東京に行ったしんのはやさぐれてしまったのか?そして高校生のしんののことがが次第に気になり始めたあおいと、現在のしんのと話をするにつれて気になりはじめるあかねの四角各関係が始まります。どうこれ物語を収集するんだ!??って先が気になる展開にドキッとします。

過去と現在を繋ぐ少し切なくて不思議な物語。恋愛や家族の絆、友情そういうものを全部ひっくるめた作品でした。

えすえいち
人間関係がどれも現実にありそうなほど丁寧に描かれていましたね。特に田舎特有のあの感じ(笑)
みゃんこ先生
そうじゃのう。つい懐かしさを感じたわい

『空の青さを知る人よ』予告編

空の青さを知る人よ 公式twitter

空の青さを知る人よのまとめ

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』と『心が叫びたがってるんだ。』の泣きアニメを作る監督・長井龍雪の3作目の作品『空の青さを知る人よ』をご紹介しました。

前作の二つに比べて感動という部分では少しマイルドになっていると感じた本作品でした。ただ先が読めない展開と姉妹の関係や元恋人だった関係などとてもリアルさを感じた作品。そんなリアルな関係とファンタジー要素(幽霊?生霊?)を取り入れたちょっと不思議な恋愛作品。複雑な人間関係とファンタジー要素を取り入れたことでどう物語を畳むか非常に先が気になった作品です。少し変わった恋愛作品を見て見たい方にはオススメです。

まだ見たことがない方は騙されたと思って覗いてみてはいかがでしょう?

みなさんの時間が有意義で楽しめるものになってもらえたら幸いです。それではまた別の記事で!

NO IMAGE