最強を賭けた修羅の世界。一対一のステゴロ勝負のトーナメントが開幕!【ケンガンアシュラ】

えすえいち
【ケンガンアシュラ】とは…こんなアニメです!
※「拳願試合」それは巨額の利益を賭け
※雇った闘技者の仕合の勝敗でビジネスを決める
※企業同士の代理戦争。

記事の信頼性は?
この記事は、1日1クールアニメを見ているアニメオタクが執筆しています。
現在アニメを300本完走しアニメ記事を200本書いるアニメバカが執筆しております。

ジャンルとあらすじ

『ケンガンアシュラ』とは?

『ケンガンアシュラ』は、原作サンドロビッチ・ヤバ子、作画だろめおんによる日本の漫画。

企業・商人たちが巨額の利益を賭け、雇った闘技者によって素手による格闘仕合を行い、勝った方が全てを得るという「拳願仕合」

己の最強を証明せんとする謎の闘技者・十鬼蛇王馬が拳願仕合の舞台に足を踏み入れようとしていた。

■ ジャンル…格闘
■ 年代…2019年7月31日 – 10月31日

■ 話数…全24話

■ 原作…サンドロビッチ・ヤバ子 だろめおん
■ 制作 / 監督…LARX ENTERTAINMENT / 岸誠二
■ 公式…ケンガンアシュラ

ケンガンアシュラ – Wikipedia

~INTRODUCTION~

「拳願試合」

それは巨額の利益を賭け、雇った闘技者の仕合の勝敗でビジネスを決める企業同士の代理戦争

56歳のしがないサラリーマン・山下一夫は、

謎の闘技者・十鬼蛇王馬と出会い、拳願仕合に参加することになってしまう!

金、命、家族…、様々なしがらみを乗り越え、勝利を重ね、絆を深めていく2人

そんな2人は、日本一の企業と闘技者を決める

「拳願絶命トーナメント」に参加することになりーー!?

えすえいち
先生!『ケンガンアシュラ』とはどんなアニメなんです?
みゃんこ先生
企業が雇った格闘家が仕合をして、勝ったほうが全てを得る。いわば企業同士の代理戦争を題材にした格闘作品じゃな

キャラクター紹介


十鬼蛇 王馬(ときた おうま) 声 – 鈴木達央

乃木グループの闘技者。失伝したとされていた二虎流の技を駆使する謎の格闘家。鋭い眼力や纏ったオーラは他を圧倒し、並大抵ではない人生を歩んできたことを物語る。金や権力には一切興味がなく、自身が最強である証のみを求め闘っている。

アニメ「ケンガンアシュラ」公式サイト

山下 一夫(やました かずお) 声 – チョー

乃木グループ傘下の乃木出版に長年勤務する、しがない中年サラリーマン。冴えない人生を送る彼だったが、十鬼蛇王馬に出会い拳願仕合を知ってからその生活は一変。裏社会の常識に圧倒され、十鬼蛇王馬に振り回されながらも、彼と共に闘いの世界へと身を投じてゆく。

アニメ「ケンガンアシュラ」公式サイト

秋山 楓(あきやま かえで) 声 – 内山夕実

乃木グループの秘書。クールでメガネの似合う知的な美女。秘書の立場から拳願仕合にも深く関わっており、乃木英樹山下一夫を陰ながら支える、優秀なキャリアウーマン。

アニメ「ケンガンアシュラ」公式サイト

乃木 英樹(のぎ ひでき) 声 – 中田譲治

乃木グループの会長。凄腕の経営者であると同時に十鬼蛇王馬を始めとした優秀な闘技者を見出すなど、高い審美眼を持つ。とある野望を持ち拳願会でも暗躍しているのだが、その真意は不明。

アニメ「ケンガンアシュラ」公式サイト


オススメどころは?

・周りは化物ばかり。超人しかいない裏社会に驚かされる
・多種多様な異種格闘技戦。先が予想できない戦闘に血沸き肉躍る
・ただの一般人・山下一夫の普通過ぎる行動が逆に異質で笑える


こういうところは注意か…も?

・ゴリゴリの格闘作品のため血やグロ描写が多い。
・バトルアニメーションが全て3DCGで描かれているため2D作画が好きな方には合わないかも。
・同じような作品でグラップラー刃牙があるため比較されてしまう。


個人的な感想

【感想は大きく分けて3つ

・企業同士の利益を得るための代理戦争
このケンガンアシュラという作品は、商人たちの争いを収める手段として江戸中期に「拳願仕合」という代理戦争が発祥し、それが現代にまで継承されているという設定があります。企業に雇われた闘技者同士で「拳願仕合」という非合法の格闘仕合を行う。勝利した側の企業は巨額の利益を得ることができる。

ようは企業の看板を背負った代理人による戦争です。企業が表立って争うと色々と面倒だから雇った闘技者どうしで戦わせて仕合をさせる。勝てば官軍負ければ賊軍。いたってシンプルな解決方法。そんな具合でお互い最も自信のある格闘者と契約して、相手の企業に勝つ。そういった非合法な仕合が行われている世界です。


・多種多様な異種格闘技戦が繰り広げられる
ボクシング、プロレス、空手、柔術、合気道、総合格闘術、柔道、軍隊格闘術、相撲などなど、計32人の多種多様な闘技者の異種格闘技戦が繰り広げられます。「おいおいマジかよ…、えっ!?そことそこのジャンルが戦うの?」ってところが戦います。見ていて先が見えないバトル運びが行われ、次はどのジャンルが戦うのか待ち遠しくなります。バトル物が好きならかなり刺さる作品です。

余談ですが、ケンガンアシュラの原作者サンドロビッチ・ヤバ子はフルコンタクト空手経験者で現在もブラジリアン柔術や総合格闘技を嗜み、本作担当編集者の小林翔もフルコンタクト空手と軍用格闘術経験者で全日本選手権無差別級3位入賞の他、自衛隊やキックボクシング道場に在籍していたという経歴の持ち主であることから、本作のバトルシーンは実際にヤバ子と小林が組手を行い検証した上で描写されている とのことです。そのためどのバトルシーンも説得力があります。

 ケンガンアシュラ – Wikipedia


・実はここが一番好き。ただの一般人、山下一夫

大企業・乃木グループ傘下の乃木出版に長年勤務する、しがない中年サラリーマン。そんな彼が、主人公の王馬と出会うことで、彼と共に闘いの世界へと身を投じてゆく姿は見ていてとても笑えます。

ようは、ギャップがものすごいです。右を見ても左を見ても周りは超人ばかり、しかも経営者や社長といった人たちもみな超エリート。そんな中になぜか普通の一般人のサラリーマン・山下一夫がいます。周りが化物ばかりでつい普通の一般人を忘れるのですが、山下一夫がいることで「あっそういえばみんな化物ばかりだった…。」山下一夫が普通の一般人でベースだよね。と比較できます。あまりに登場キャラクターが突出しすぎているため(目立ちすぎているため)逆に山下一夫がいることで謎の安心感を得ます。

危険な裏社会に一般人の中年サラリーマンがいることがとても異質で笑える作品。(個人的にはどのキャラクターよりも山下一夫が好きになってしまいました。)


以上が大きく分けての感想でした。

正直に言うと、最初このケンガンアシュラを見るまでは、これはグラップラー刃牙だなと思っていました。

ステゴロの格闘、闘技場でのトーナメントなど似ている設定があったため、どうしても比較してしまったのですが、実際見てみると「あ、意識はしてるけどこれはこれで面白い!全然あり!というか先が気になる」となった作品です。確かに設定などは似てはいますが、全くの別ものでした。見始める前までは偏見はあったものの見終わった後はそんなものなくなっていました。

3DのバトルアニメーションやNetflixのみのWeb放送などかなり挑戦的な作品でしたが気がつくと24話見ていました。格闘系の作品が好きな方にはかなりささるのではないでしょうか。

えすえいち
格闘作品という物凄くカロリーが高い漫画を見事3Dでアニメ化した作品でしたね。
みゃんこ先生
昨今じゃなかなか見られないからとても新鮮じゃったわい

アニメ『ケンガンアシュラ』PV 


公式 Twitter


ケンガンアシュラのまとめ

バトルアニメーションが全て3Dで、物語の設定が刃牙に似ているということから、今まで見るのをためらっていた作品でしたが、偏見はよくないですね。
大変楽しめたバトル作品でした。3Dならではのカメラの角度や大迫力の格闘描写、目を見張る演出の数々。かなり気合が入った血が滾る戦闘。3Dアニメもここまで進化したんだな…と驚かされたアニメーションでした。
そして刃牙と似ている設定でしたが、それでもケンガンアシュラは独自の路線を進んでいった作品でした。個人的にはかなり楽しめました。ただアニメだけだと途中で終わってしまうのでこの先の続きが読みたいと思った方は原作をお読みください。
ここまでがっつりバトル系の作品はなかなか見なかったのですが、見ているだけで血沸き肉躍る。そんな作品でした。

みなさんの時間が有意義で楽しめるものになってもらえたら幸いです。それではまた別の記事で!

NO IMAGE