「敗北を知りたい…」5人の死刑囚との戦いを描いた刃牙シリーズ第2部『最凶死刑囚編』【アニメ：バキ】

アニメ「バキ」　公式サイト

アニメ「バキ」　公式サイト

実を言うと原作の単行本をずっと昔から見ていたので内容は予め知っている感想になります。そのため初見の反応ではないので失礼。

少しだけ刃牙につて解説していきます。

そもそもこの今作のアニメ:バキは、シリーズで言うところの2部作目です。先に説明したとうり、刃牙シリーズは『グラップラー刃牙』『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』『バキ道』と全部で5つあります。そして今作はその二つ目の作品です。なぜ2作目がアニメ化かというと、1作目は2001年1月～12月までに48話ですでに放送済みです。

そして原作の刃牙シリーズが25周年の突破を記念し、アニメーション企画が開始され、念願の刃牙シリーズの二つ目、死刑囚篇が開始されました。

個人的には学生の頃から刃牙は大好きだったのでまさか今のご時世に見られるとは思ってもみませんでした。しかも死刑囚篇は大分ディープといか過激な描写（暴力的、性的）が多くあるため地上波では無理だろうな…と思っていた時にNetflix (ネットフリックス)でのネット配信。当時発表されたときはかなり喜んだ記憶があります。

過去話はさておき、本題の内容についてですが、

正直な話、初めてバキを見る人にとっては理解できるのでしょうか？と思った作品。自分の場合は原作を読んでいるので内容は大方分かるのですが、このアニメから初めて見るかたはついていけるのか？正直不安な部分はあります。なぜかというと、第一部のアニメで48話分の内容と大勢のキャラクターが登場する、しかも2部から続投の方が何人も登場します。

そのため今作から見た人はこの人はどんな凄い人なの？ってなる場合がほとんどです。まぁそこまで気にしなくても楽しめますが、最低限これだけは知っておいてもらえれば楽しめると思います。

主人公・範馬刃牙のお父さん・範馬勇次郎は地上最強の生物と呼ばれている化物です。銃弾は躱すは、日本刀を親指だけで折るは、素手でライオンを殺すは、アメリカ大統領がひざまずくは、と誰もこの男には勝てない。恐らく一人でアメリカ合衆国と戦っても勝ててしまうような化物です。そんな化物を倒すのが刃牙の最終目標となります。

ただ今回は刃牙の親父と戦うのではなく5人の死刑囚と戦うお話になっています。

どいつもこいつも死刑を執行されたのに死なない。というか死ねない。そんな化物たちが一斉に東京に向かってくるところから物語が始まります。お互い知りもしない赤の他人どうしの死刑囚がある日一斉に東京に集結。いわゆるシンクロニシティがおこります。※シンクロニシティ『虫の知らせのような、意味のある偶然の一致。』

ようは刃牙シリーズの第一部でおこなわれた、最強を決める地下トーナメント決定戦。その優勝者である刃牙を死刑囚の5人が狙ってくる。そういった物語です。

今までの刃牙はいうてもトーナメントなどがあるいわゆる選手同士の試合だったのが、今度はガチの殺し合いに物語になります。そのため思った以上にグロ描写（痛々しい表現）がたくさんあります。ネット放送だからこそできるアニメが見られます。かなり血沸き肉躍る、戦う系の作品が好きならがっつりハマる内容となっています。いつのまにか26話があっという間に終わってしまうそんな作品