漫画のネタ集めのために訪れた先で見聞きした奇妙な見聞録集【岸辺露伴は動かない】

『岸辺露伴は動かない』とは？

引用元「岸辺露伴は動かない」 – Wikipedia

確かにスピンオフと聞くと予め原作を読んだりアニメを見たりしないと楽しめないかもしれません。
ただこの『岸辺露伴は動かない』という作品は原作『ジョジョの奇妙な冒険　Part4』を見ていなくても楽しめる内容になっています。

・楽しめるポイント1
『岸辺露伴は動かない』は短編漫画シリーズです。
そのためアニメも1話完結型のエピソードです。1話で物語が完結するため、初めてここから見ても楽しめる作りになっています。

・楽しめるポイント2
ジャンルがサスペンスやホラーを題材とした不思議な体験の物語。
『ジョジョの奇妙な冒険』といえば”スタンド”と呼ばれる特殊な力で戦うバトルものなのですが、こちらは岸辺露伴が体験した不思議な出来事を語っていく物語のためバトルで相手を倒すといった話ではないです。そのかわり話が非常に興味深いです。「えっ？どういうこと」って気持ちにさせてくれる作品です

・楽しめるポイント3
サスペンスやホラー好きにはたまらない。謎が詰まったエピソードの数々。
とても雰囲気が良い作品です。始まりの出だしやBGM、「この先何が起こるの？」っていうドキドキ感。そして不思議な体験。「この先どうなるの？」という先が読めない展開につい引き込まれてしまう作品です。例えるなら、世にも奇妙な物語を見ているときの”ゾワっ”とする感覚と似ているかもしれません。

・楽しめるポイント4
話数が少ないため、あまりアニメを見ない方でも手軽に見られます。全部で4話（80分）のためちょっとした映画1本分くらいの時間でサクッと見られます。ゾワっとする奇妙な話を長すぎず楽しめる内容です。

と、楽しめるポイントをご紹介していきました。

まとめますと、ジョジョの奇妙な冒険をサスペンスホラーにした外伝作品です。
ジョジョ好きな方はもちろん、ジョジョに興味のないかたも楽しめる内容となっております。ホラーが好きだけどジョジョに興味がなかった方にはうってつけの作品だと思います。

今作においての岸辺露伴はナビゲーターの役割で相手から話を聞く立場です。ですが彼の性格と能力だけは知っておいたほうが楽しめると思います。
ですので彼の性格と能力を少しだけ解説していきます。（これだけ知っておけば物語がスッと入ってきますので）

職業は漫画家。『週刊少年ジャンプ』で連載している。
トレードマークはギザギザした形状のヘアバンド。性格は非常に強引でかつワガママであり、「自分が一番」で「オレ様」なところがあると評されている。
作品のリアリティを何より重視し、創作のために自ら様々な体験をしなければならないという信念を持つ。

スタンド能力（特殊能力）ヘブンズ・ドアー（天国への扉）
対象を「本」にする能力を持つ。能力を受けた者は、基本的に身体のいずれかの部位が薄く剥がれるような形で、「本」のページとなる。
「本」には対象の記憶している「人生の体験」が記されており、記述を読むことで相手の記憶や相手の知っている情報を知ったり、さらにはページに情報を書き込むことで相手の行動・記憶を露伴の思い通りに制御することもできる。

ようは、相手を思うがままに出来る能力です。
以上の性格と能力を知っておけば『岸辺露伴は動かない』を楽しめると思います。

もう1つ注意点があるとすれば、動画配信サイトで見られるところがNetflixのみというところです。
※2021年2月18日に「懺悔室」「六壁坂」「富豪村」「ザ・ラン」の4作品がNetflixにて全世界独占配信された。

ジョジョの奇妙な冒険でサスペンスやホラーをやるとは…驚きました。
いやまぁジョジョ自体、スタンド（特殊能力）が幽霊みたいな怪奇現象なのですが、まさかバトルをしないで奇妙な体験を語っていくとは…

内容に関して言えば「いやいやいや、それ完全にホラーじゃん！？」「なに？その行動、意味がわからん…」って不気味な話から「あ～なるほど…」「そういうことか。。」となる一連の流れが非常に素晴らしいです。つい1話1話が終わるまで夢中になって見られる作品です。時間を忘れてがっつり楽しめました。

・ジョジョの窓口を広げた作品。

だいたいのスピンオフ作品は原作のファン向けて作られるものなのですが、この作品は『ジョジョの奇妙な冒険』を知らなくても楽しめる外伝作品です。
ジョジョという作品の窓口を広げてくれた作品だと思いました。

初めてこの作品を見て、もし面白いと感じたならば『ジョジョの奇妙な冒険　Part4』の本編を見て楽しめますし、そこから他のジョジョ作品にも行けます。スピンオフ作品なのに逆に本編も見たいと思わせてくれた作品です。