心が押しつぶされそうになったとき、そいつはやってくる…【妄想代理人】

えすえいち
【妄想代理人】とは…こんなアニメです!
※ある日を境に”少年バット”と呼ばれる通り魔が出現した
※奴は、ストレスや不安で心がおしつぶされそうになった人の前に現れる
※少年バットの謎をめぐるサイコサスペンス

記事の信頼性は?
この記事は、1日1クールアニメを見ているアニメオタクが執筆しています。
現在アニメを400本完走しアニメ記事を300本書いるアニメバカが執筆しております。

ジャンルとあらすじ

『妄想代理人』とは?

妄想代理人』(もうそうだいりにん)は、マッドハウス製作の今敏によるテレビアニメ作品。

“少年バット”と呼ばれる”通り魔”にまつわるお話。日頃貯め込んだストレスや不安、悩み、焦りといった負の感情が限界になったとき、そいつは現れる。少年の姿をして野球帽を被り、ローラースケートを履いて曲がった金属バットを抱えて…。

■ジャンル…サイコサスペンス
■ 年代…2004年2月-5月
■ 時間…全13話

■ 原作…今敏
■ 制作 / 監督…マッドハウス / 今敏
■ 公式…妄想代理人

引用元「妄想代理人」 – Wikipedia

~INTRODUCTION~
東京・武蔵野で起きた通り魔事件。

当初は被害者・月子の狂言が疑われたが、

同じような手口の犯行が続出し、

いつしか犯人は「少年バット」と呼ばれはじめる。

被害者たちは皆、生きることから逃げたくなるような悩みを抱えていた。

謎の通り魔をめぐる、サイコサスペンス。

えすえいち
先生!『妄想代理人』とはどんなアニメなんです?
みゃんこ先生
ストレスで心が押しつぶされそうになった人の前に現れる、通り魔”少年バット”の謎を追う物語じゃな

キャラクター紹介


鷺 月子(さぎ つきこ)声 – 能登麻美子

画像引用元「NeoApo」

本作の主人公。22歳。M&F(エムアンドエフ)に勤務するアニメキャラデザイナーで、「マロミ」というキャラクターの作者。

引用元「妄想代理人」 – Wikipedia

マロミ 声 – 桃井はるこ

画像引用元「NeoApo」

月子が考案したキャラクター。物語の中で社会現象になるほどの人気を獲得する。

引用元「妄想代理人」 – Wikipedia

猪狩 慶一(いかり けいいち)声 – 飯塚昭三

画像引用元「NeoApo」

少年バット事件を担当する刑事で巡査長(係長)。硬派な中年。

引用元「妄想代理人」 – Wikipedia

馬庭 光弘(まにわ みつひろ)声 – 関俊彦

画像引用元「NeoApo」

猪狩と供に事件を担当する刑事。29歳。今時な性格をした猪狩の相棒。

引用元「妄想代理人」 – Wikipedia

少年バット 声 – 阪口大助

画像引用元「NeoApo」

謎の通り魔。精神的な悩みを抱えていたり追い詰められた者の前に現れる。

引用元「妄想代理人」 – Wikipedia


こういうところは注意か…も?

・オープニングがとても意味深で不気味さを醸し出している。

オープニングがかなり不気味です。気持ち悪いとか怖いではなくとにかく不気味。かなりゾワっとします。

絵面的にはただ笑っている映像なのですが、顔が笑っていない笑いと曲調でとても不気味な気持ちにさせられるオープニングです。

苦手な人は苦手です。(わたしはかなり苦手な部類)

・作品全体がとてもサイコです(常識を逸した行動をとる人間が多数出現します)

かなりアクが強い作品です。苦手な方は苦手だと思います。

ただ決してグロいとか痛いとかそういった直接的な描写ではなく、どちらかというと「うーん…なるほど…そういうことか…」と考えさせられる作品。

例えるならTV番組の【世にも奇妙な話】みたいなちょっと不気味な話的なノリの作品。

どんなところがオススメ?

・つい先が気になってしまう。。

とてもサイコでサスペンスな作品です。(不安や緊張などの不安定な心理状態が続く様を描いた作品)

そのため、「え?この先どうなるの?え、まじ…?」って気持ちにさせられる。続きがとても気になる作品。

いったい少年バットとは何もなのか?。どうして心が限界の人の所にだけ現れるのか?。なぜ一向に警察に捕まらないのか?

謎が謎を呼ぶサイコサスペンス。正直な話…先の話が気になりすぎて一気に見てしまいました。

サスペンス系の作品が好みな方、思考を巡らせて作品を見る方、少し不気味な作品が好みの方にはオススメです。

・いろんな人の仕事風景、不安、悩み、ストレスなどで物語が展開されていく

この妄想代理人という作品の大まかな流れは、人がストレスを感じる状況になる➨少年バットが出現して解放する➨そして警察による事後処理。といった一連の流れで構成されています。つまり毎回違った話が語られます。

その人がどんな場所で働いているのか?どんな状況に陥ったのか?なぜそこまで心が不安定になってしまったのか?

だから少年バットが現れてしまったのか…と。1話1話にその人の物語(人生)が見られる作品です。とても考えさせられる内容の物語です。

・個人的にオススメなのは8話

この話はある意味最高にサイコなエピソードです。この8話だけは全13話の中で異常で異質な話数です。

この話だけは本編とあまり関係しないのでこの話だけ見ても楽しめる作りになっています。

だいぶ狂ってると思えた話でした。いや~かなりゾワっとしました。狂気に満ちているそんな話です。

少しだけ内容を説明すると

自殺をしようと計画し集まったチャット仲間たちが、窒息、睡眠薬、飛び降りと、さまざまな自殺を試みようとするが失敗し続ける。そんなお話です。

内容だけ聞くと相当怖く感じるのですが、演出のすべてが面白おかしく描き切っています。

今から死のうとしている人間たちがとてもポップで愉快に楽しそうに見える。そんな演出に思わず笑ってしまう。かなり異質な話数でした。

色々とおかしすぎて「嘘でしょ(笑いと驚き)」と感情が混乱しました。

妄想代理人という作品が興味がない方でもこの8話【明るい家族計画】だけ見ておいて損はないと思います。ゾワっとすること間違いないお話でした。

個人的な感想

・人にはオススメできないけど、見て良かったと思えた非常に後味が残るタイプの作品。

他の方の感想を見たくなる作品。

見終わった後は、少し考えて恐らくこういうことを言いたかったのかな?と考えた後、他の方の考察サイトや自分なりの考えを述べてるブログにお邪魔して感想を見に行った作品でした。

この作品を見た人がどう思ったのか?非常に気になった作品です。

というのも「この作品はこういうものだったんだよ!」と明確な答えがない作品。

そのため、恐らくはこういうものだったのか?とざっくりな感想は述べることができるのですが、しっかりした答えが出せない。そんな結末を迎えた作品です。

考察が好きな方はにはたまらない。逆にしっかり物語が完結するタイプの話が好きな方には好まれない。

「非常に好みがわかれるだろうなぁ…」と思った作品で、個人的にはとても考えさせられて楽しませてもらった作品でした。

えすえいち
なんでしょう。このとても考えさせられる内容は。すごいですね…
みゃんこ先生
いろんな意味で衝撃的な作品じゃったのう

 

妄想代理人のまとめ

先がとても気になったサイコサスペンスでした。

なんというか…少年バットに襲われるまでの、いろんな人の生き方を見られた作品でした。

今から17年前の2004年の作品なのですが、非常に興味深い内容にとても刺激をもらえたアニメです。

面白いアニメって昔だろうが関係ないんですね。改めて実感しました。

スリリングで考えさせられるそんな作品です。興味がある方は覗いてみてはいかがでしょう?

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