【Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編】の紹介と感想

えすえいち
まず初めに【Fate/Grand Order】とは…こんなアニメです!
※「人理焼却」により2016年を最後に人類は絶滅する未来が確定された世界。
※人類史滅却の危機に立ち向かうため、藤丸立香とマシュ・キリエライトは
※7つの「特異点」に時間旅行し歴史を正しい流れに戻すべく奮闘する物語。

記事の信頼性は?
この記事は、1日1クールアニメを見て、現在までアニメを450本完走し、アニメ記事を350本書いたアニメバカが執筆しています。

ジャンルとあらすじ

『Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』とは?

ゲームブランドTYPE-MOONによるスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(フェイト・グランドオーダー)を原作とする劇場アニメ作品。

劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』は、『前編 Wandering; Agateram』と『後編 Paladin; Agateram』で構成される連作劇場アニメ。物語は第1部のシナリオ「第六特異点 神聖円卓領域 キャメロット」を、同シナリオに登場するベディヴィエール中心に再構成した内容となる。

■ジャンル…ファンタジー
■ 年代…2020年12月5日
■ 時間…90分

■ 原作…奈須きのこ/TYPE-MOON
■ 制作 / 監督…SIGNAL.MD(前編) / 末澤慧(前編)
■ 公式…Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-

引用元「Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-」 – Wikipedia

【STORY】


遍歴の騎士、ベディヴィエールが辿り着いた旅の果て―。

そこは西暦1273年のエルサレム。

かつての祈りの地は砂の大地と化し、民は住処を追われ三つの勢力が対峙する不毛の地。

聖都、そして獅子王のめいを守るべく集結した「円卓の騎士」。

領地ごとこの地に召喚されるも、静かに現状打破を狙う「太陽王・オジマンディアス」。

土地を奪われた民を守り、叛逆の機会を待つ「山の民」。

己の成すべきことを果たすため、獅子王が統治する“聖都”を目指すベディヴィエールの前に現れたのは

人理を修復すべくこの地を訪れた人類最後のマスター・藤丸立香とデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトであった。

ベディヴィエールは藤丸たちと共に、最後の探索へと歩み出す。

えすえいち
先生!『Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』とはどんなアニメなんですか?
みゃんこ先生
FGOでも屈指の人気シナリオ(第1部6章)を劇場アニメ化した作品じゃな。ちなみにこれは前編で後編に分かれておって5/15日に後編が公開されるぞい
えすえいち
なるほど!その番宣も込めて今回紹介するのですね!
みゃんこ先生
まぁそういうことじゃな

登場人物は?キャラクター紹介

登場人物たち

個人的な感想

まぁ…う~ん、、、前編だけではかなり厳しい作品。

正直な話、オススメかオススメではないかでいえばオススメはできない作品です。ここから先ハッキリオススメできない理由を上げていきます。【Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編】が好きな方はブラウザバックしてください。


・1 アプリゲーム【Fate/Grand Order】をプレイ済み前提のアニメ。(ちなみに筆者はプレイ済みです)

ゲームをプレイ済みである前提の物語です。

これはまぁ理解できます。原作を知っている人用にターゲットを絞った作品なんだなぁ…と。ですので原作を知らない方は見てもこのキャラはどういう人なのか理解できないまま終わります。

まぁこの物語がアプリゲーム【Fate/Grand Order】の第1部6章の物語です。(1部は全部で8章)ですのでけっこう終盤の物語です。なのでこの作品を楽しむ前提として前知識が必ず必要になります。ですのでFGOをプレイしたことがない人が見ても楽しめないと思います。


・2 この人はどういう人物で何を考えてるのかを説明(描写)がないため登場人物に感情移入ができない

ゲームをプレイ済みである人ならだいたいどのキャラクターもどんな性格なのか理解しているので大丈夫だと思います。ってな感じでシナリオが進行していくのでキャラクターの心情がほぼ語られません。

そのためどのキャラにも感情移入(愛着がもてない)ができないです。(というかとにかくキャラがしゃべらない。)激しい戦闘でお互いの感情をぶつけるシーンでも、その人物がどんな性格で、何を想い、何のために戦ってるのかが予め描写されていないのでイマイチ気持ちが込められない作品。


・3 原作ではとにかく盛り上がる場面が多いシナリオなのだが、映画のシナリオは…

これはゲーム作品をアニメ化して失敗する場合によくあるのですが、ゲームのシナリオをどこまでカットしてアニメに落とし込むのか。ようはどれだけまとめられるか。見せたいところはどこなのか?どこを大事にしているのか?ここら辺が失敗してる…と感じた作品でした。

まぁそもそも第6章のアニメ化をするなら原作通りにやるとしても2クール(24話)くらいかかると思います。対する映画は90分(アニメで換算すると4.5話分)ですので尺が圧倒的に足りません。仕方ないといえば仕方ないですが、もっとやりようはあったかなと感じました。

また無駄な移動シーンが多々あるためとてもテンポが悪く「こんなシーンを入れるならもっと他の部分を入れて!」ってなります。なまじ原作が面白い話なだけにストーリー展開や構成に粗さが際立ちました。ざっくりなダイジェストを見ている感じに近かったです。


・4 作画や絵コンテが映画のレベルに達していなかった。
アニメ映画と言えば作画や絵コンテ、演出など「おぉ…まじか!!」と思わせるクオリティに仕上がってるものなのですが、こちらの作品はその域に達していませんでした。全体的にTVアニメの良い作画回くらいの出来です。今作のアニメを制作している会社も【株式会社シグナル・エムディ】という会社であまり作画に強いところではないので、それが顕著にでてしまったと思います。


・5 FGOでも屈指の人気のあるストーリーなだけに期待値が高い分それを上回ることが出来ではなかった
原作ファンの人向けに作られたアニメなのにその人たちの期待値に届かなかった作品です。

どうしても期待値が高いとそのハードルを飛び越えるのが難しいです。そしてそのハードルを超えられなかったぶん期待感が失望感に変わります。原作を知っている人からすればなんでこの場面をカットしてこんなシーンを入れたの?と突っ込まれそうな描写が多々あり、原作を知らない方からすればそもそもキャラクターやストーリーが分からないから感情移入ができない。そんな両方の方々にオススメできない内容でした。


以上が【Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編】のオススメできない理由でした。

前編がこういう出来だったので映画館に足を運んでまで見に行った人は結構ガッカリしたのではないかと思います。有名タイトルの人気の高いストーリーなだけに残念な出来栄えでした。しかしこれはあくまで前編です。

後編は別の会社【Production I.G】で別の監督です。つまり前編と後編でまったく別の作品になるかと思います。まぁアニメを制作する会社が【Production I.G】(ハイキューやサイコパスを作った会社)ならたぶん作画に関して言えば問題ない出来に仕上がってくるとは思います。問題はシナリオの構成ですが、こればかりは見て見ないと分からないです。

結論を言いますと…、後編を見るためにあえて前編を見る。そういった見方ができると思いました。現在動画配信サービスで5/15日まで前編が見られます(後編が5/15日上映のため)今のうちに見ておいて劇場版に足を運ぶか、もしくは見た人たちの反応を聞いてから見に行く。そうすると後編が面白かった際に前編を見ておけばよかった…とはならないので見ておくといいかもしれません。以上が【Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編】の率直な感想でした


【Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編】PV

アニメ公式 Twitter

Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編のまとめ

原作を知っている方向けの作品【Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-】の感想と紹介でした。

まだ前編なだけに全部の総評は出せないのですが、現時点での評価はオススメできない作品です。

全体的にとても粗が目立った作品だったな…と。これであればTV版でもよかったかなと思いました。まぁ…なまじFate作品はどれもクオリティが高いアニメが多いのでどうしてもそこと比べてしまいがちになってしまいます。それにFGOで人気の高い6章のストーリーがこうなってしまうとファンの方々は怒ってしまうでしょう…。まぁわたしも6章はFGOで一番好きなシナリオだったのでちょっと残念な気持ちになりました。

ただ後編は期待できそうなPV(↓にリンク貼っています)が流れていますのでそちらは期待したいと思います。

それでは今回の記事はここまで。また他の記事でお会いしましょう!ではまた!

【Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-後編】PV

おまけ Twitterに投稿したお絵描き(模写練習)

 

NO IMAGE