※高校生の真田ユキは祖母と神奈川県の湘南・江の島に引っ越して来た。 |
※そこで自称宇宙人を名乗るハル、釣り好きの夏樹、神出鬼没のインド人風の青年アキラと出会う。 |
※この作品は、彼らがやがて世界の危機を救うことになるSF(=青春フィッシング)物語 |
ジャンルとあらすじ
『つり球』とは?
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【STORY】 |
舞台は湘南・江の島。懐かしさと瑞々しさの同居した町。 他人とのコミュニケーションが異常なほど苦手なため、 これまでの人生でまともに友達がいた試しのない高校生・ユキ。 自称宇宙人、ユキに釣りをさせようとする少年・ハル。 生まれも育ちも江の島の地元っ子、周囲のいろんな事になんだかムカついているらしい少年・夏樹。 青春をこじらせてしまっている4人が出会い、 釣りをして、小さな島は、大きな物語の中心となり――。 ここから始まる、SF(=青春フィッシング)物語!
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登場人物は?主要キャラクター紹介
真田 ユキ(さなだ ゆき)声 – 逢坂良太 | |
この物語の主人公。クォーター。フランス人のおばあさんと二人暮らし。これまでに友達が一人もいた事がなく、コミュニケーションの相手はスマホ……という毎日を送っている。 |
ハル 声 – 入野自由 | |
宇宙から地球へ釣りをしに来たという自称・宇宙人。「友達になって、一緒に釣りをしよう!」と初心者のユキを強引に釣りの世界へと誘う。なぜかいつもハイテンション。 |
宇佐美 夏樹(うさみ なつき)声 – 内山昂輝 | |
生まれも育ちも江の島な、生粋の地元っ子だが、自分の生まれ育ったこの場所がいやなのか、いつもイラついている。釣りは大好きで、その腕前はプロ並み。 |
アキラ・アガルカール・山田 声 – 杉田智和 | |
ハルと時を同じくして江の島にやってきたインド人。つかず離れずハルやユキ達を見ている。理由は不明。いつもアヒルの「タピオカ」と一緒。 |
どんなところがオススメ?
・釣りで世界を救う話。
いやまぁ…うん。反応に困ると思います。釣りで世界を救う?どういうこと?ちょっと意味がわかないと思うのですがそういう作品です。
つり球はタイトルの通り、釣りが主体の物語です。個性豊かなキャラクターたちが江の島で釣りをする。そんな青春アニメ。のように思える作品。
ただ実際は宇宙人の登場、伝承(江の島の伝説)、人が神隠しにあうスポットなどファンタジー要素やSF要素が組み合わさっている作品です。
そういった要素と釣りの要素が組み合わさったSF青春フィッシングストーリー。釣りで世界を救うとはどういうことなのか?気になる方はチェックをしてみてはいかがでしょう?
・序盤は驚くかも?個性が強すぎるキャラクターたちの登場
かなりクセが強いメインキャラクターたちが登場します。
緊張や焦燥によって表情がひどく強張るコンプレックスを持つ。人から「般若」や「オコゼ」など言われる。主人公・真田 ユキ
釣りに関する知識も技術も素人そのもの。それなのにユキを強引に釣りに誘う。やることなすこと全て謎。自称:宇宙人・ハル
釣りが大好きでプロ並みの腕前を持つ釣具屋の息子。釣り指導は的確かつ厳しい、ただいつも苛立っている・宇佐美 夏樹
異星人を調査・捕獲する組織<DUCK>に所属する構成員。タピオカという名前のアヒルを連れたインド人風の青年・アキラ・アガルカール・山田
という濃すぎるキャラクターたちが1話から登場します。そのため1~3話くらいまではキャラがつかめなく驚くかもしれません。しかし回を重ねるごとに彼らをどんどん好きになっていく作品。めちゃくちゃ尻上がりでこの4人のことが好きになります。
・噛めば噛むほど面白い。後半につれ物語がどんどん面白くなる
つり球という作品は後半につれ物語がどんどん面白くなります。これは序盤がつまらないというわけではなく、最初はしっかり物語の下地を作っていく所から始まるため、スロースターター的な作品。
上記↑で解説した個性が強すぎるキャラの登場、江ノ島という舞台の解説(この地の伝説)、釣りのレクチャー(素人に一から教える)、宇宙人の存在(なぜ宇宙人がいるのか?目的はなにか?)、などけっこう情報量が多い作品。さらにに友人や家族などの人間関係も関わってきます。
ようはものすごく尻上がりな(後半になるにつれて面白くなる)作品です。最初は「ん~どうなるんだ?これ?」ってなってたのがいつのまにか「先が気になるんだけど???」ってなる作品。どんどん面白くなっていく作品。
こういうところは注意か…も?
・1話で判断してはいけない作品。
こちらの作品【つり球】を見る際は1話で判断してはいけない作品です。というのも序盤は個性が強すぎるキャラクター(えっ!?どういうこと??ってなるようなキャラ)の登場でかなりクセが強いです。そのため初っ端で脱落する方が出るかもしれません。
ただこちらの作品は回を重ねるごとの味が増していく作品です。ですので1話で判断するのは勿体ない。と思える作品。
個人的な感想
めちゃくちゃ気持ちのいい終わり方!12話で綺麗に完結する作品。
つり球は原作のないアニメオリジナルの作品です。そのため原作のある作品のように「えっ!?ここで終わり?もう少し先が見たいんだけど…」ってならない作品です。
ようは1クール(12話)でしっかり完結して「アニメ見た!」って感じを味わえる作品です。アニメオリジナルの話ってこれが強いんですよね。(たまにシナリオが面白くないものもありますが…)
しかもつり球は回を重ねるごとに味が増していくスルメのようなシナリオ。最初は味があまりしないけど後半になれば味が濃くなっていく。そんな物語を1クールでしっかり収めたアニメでした。
序盤はクセが強すぎるキャラクターたちに振り回されて、次第に釣りの楽しさを知り、最後は世界を救う。そんな突拍子もない物語。最初は意味が分からないと思っていたのですがいつのまにかはまっていました。
釣りが好きな人、クセが強いキャラが好きな人、人間関係に焦点を当てた作品好きな人、12話で物語が完結する作品が好きな人など、こういった方々にオススメしたい作品です。
【つり球】PV
公式Twitter
つり球のまとめ
青春をこじらせてしまっている4人が世界を救う。SF(=青春フィッシング)物語【つり球】の紹介と感想でした。
序盤は個性が強すぎキャラクターの紹介から始まり、釣りを通して次第に仲良くなっていき、最後は世界の危機に立ち向かうSFアニメ。
釣り作品であり、青春ものであり、SFものでもあるそんな作品です。人間関係や成長過程を綺麗に描いた人間ドラマでした。オススメのオリジナルアニメです。
それでは今回の記事はここまで。また他の記事でお会いしましょう!ではまた!