政府に使役されるヴァンパイアは、今宵も帝都を飛翔する。【MARS RED】

えすえいち
【MARS RED】とは…こんなアニメです!
※近代化が進み、大正ロマン只中にある日本の帝都
※ここでは「ヴァンパイア」になってしまった者たちが隠れて生活していた。
※帝都で起こる怪事件を5人の特務隊が解決する物語

記事の信頼性は?
この記事は、1日1クールアニメを見て、現在までアニメを500本完走し、アニメ記事を400本書いたアニメバカが執筆しています。

ジャンルとあらすじ

『MARS RED』とは?

MARS RED』(マーズ レッド)は、藤沢文翁原作の舞台作品。2013年初演、2015年に再演となった音楽朗読劇である。

2019年より唐々煙による漫画が月刊コミックガーデンにて連載開始となったほか、2020年にはアニメ史上初となる、朗読劇からアニメ化が発表されるなどメディアミックス展開されている。略称は「マズレ」。アニメ版の音楽は朗読劇の音楽監督である村中俊之が引き続き担当し、音響監督は原作・脚本・演出の藤沢自ら担当する。

■ジャンル…ファンタジー
■ 年代…2021年4月-6月
■ 話数…全13話
■ 原作…藤沢文翁
■ 制作 / 監督…SIGNAL.MD/羽多野浩平
■ 公式…MARS RED

引用元「MARS RED」 – Wikipedia

【STORY】


ちょいと旦那、ヴァンパイアってやつをご存知で?
そう、人の生き血をすすり、夜の帳に生きる化け物さ。
おっと、コウモリに化けるってのは小説の与太話ってやつでね。
本当のヴァンパイアってやつは姿形を変えることなんざ、しやしない。

それどころか、彼らは弱い
太陽の光を浴びれば焼かれて灰になっちまう。
犬より敏感な聴覚嗅覚は文明開花の喧騒に耐えられない
そして水に溺れて死んじまう
でも連中が一番怯えちまっているものがなにか知ってるかい?

戸籍
戸籍のせいで、永遠に年を取ることのないヴァンパイアは、
ひとつところに留まることを許されない。
悪い噂でも立てば、昼間のうちに踏み込まれ、
あっという間にお天道様の下に連れ出されて灰にされちまう。
一巻の終わりってやつさ

……かわいそうな連中なんだよ、ヴァンパイアはさ。
元は普通の人間だ
懸命に人間らしく生きようとしてる。
だから少しばかりそいつらの手助けをしてやってもいいんじゃないかな?

陸軍に零機関ってヴァンパイアの部隊がある。
あの兄さんたちなら、ヴァンパイアを人間らしく扱ってくれるんじゃないかな?
なんでこんなことを知ってるかって?
この天満屋慎之介はヴァンパイアのための口入れ屋だからね。
今後もご贔屓に、ヴァンパイアの旦那

みゃんこ先生
ふむふむ。ヴァンパイア4名で構成された特務隊が帝都で起こる怪事件を解決する作品じゃな。

登場人物の紹介

栗栖秀太郎(くるす しゅうたろう)声 – 畠中祐

大日本帝国陸軍憲兵上等兵。国内唯一にして最強のAクラスヴァンパイア。

引用元「MARS RED」公式サイト

前田義信(まえだ よしのぶ)声 – 諏訪部順一

大日本帝国陸軍憲兵少佐、後に憲兵大佐。

引用元「MARS RED」公式サイト

山上徳一(やまがみ とくいち)声 – 山寺宏一

大日本帝国陸軍憲兵少佐。ランク外のヴァンパイア。

引用元「MARS RED」公式サイト

タケウチ 声 – 石田彰

大日本帝国陸軍憲兵兵長。Dクラスのヴァンパイアで、老いることのない脳を喜ぶマッドサイエンティスト。

引用元「MARS RED」公式サイト

スワ 声 – 鈴村健一

大日本帝国陸軍憲兵伍長。Cクラスのヴァンパイアで、300年以上前から生きている。

引用元「MARS RED」公式サイト


ざっくりMARS REDについて解説

世界観

吸血鬼(ヴァンパイア)が蔓延る大正時代の日本。近代化が進み、大正ロマン只中にある日本の帝都、東京。華やぐ帝都の裏では、なんらかの出来事で普通の人間として生きられない「ヴァンパイア」になってしまった者たちが隠れて生活していた。


吸血鬼(ヴァンパイア)とは…

圧倒的な力と驚異の回復力を備えた存在。しかし代償として太陽光に弱く、強い臭気に耐えられず、血液しか接種できない身体と永遠の命を持ちながら心がついて行かない存在になる。

一般的には、血を吸われた者は、ただただ血を求める歩くし屍の吸血鬼になるか、意識を保ち吸血鬼の特徴を備えて生きながらえるかのどちらかの存在になる。(余談だが主人公たちが所属している零機関のメンバーは後者の存在)


まとめると…MARS REDとはどういう物語?

人々が夜な夜な知らずの内に血を吸われて吸血鬼にされている大正の日本。そんな怪事件を専門にしている吸血鬼専門の部隊が存在していた。その名も零機関。

彼らは”人ではなく”吸血鬼に血を吸われながらも意識を保つことができた”吸血鬼”。つまり意識を保ちながら吸血鬼の力を手に入れた存在。そんな彼らが政府に使役されながらる吸血鬼(ヴァンパイア)を狩る物語。

どんなところがオススメ?

アニメ史上初となる、朗読劇からのアニメ化

ヴァンパイアになってしまったものたちがヴァンパイアを狩る物語

大正時代を意識したOP曲【生命のアリア】が非常にカッコイイ…

声が良い声優陣たち!(畠中祐、 山寺宏一、石田彰、鈴村健一、諏訪部順一)

独特の雰囲気を醸し出す大正時代と軍人と吸血鬼を併せ持った作品


えすえいち
吸血鬼が吸血鬼を狩る物語なんですね

こういうところは注意か…も?

アクションに関して言えば、あまり…といった感じの作品

【MARS RED】という作品は吸血鬼と戦うバトルものの側面ももつ作品です。(それだけではないですが見せ場の作品だと筆者は思います)

その肝心の戦闘シーンがけっこう淡白です。言い方が悪いかもしれませんがちょっと「えっ…」って思うレベルの作品。

見る際はバトル物としてではなく、吸血鬼になってしまった人々の想いや、吸血鬼として兵士をしなくてはならない零機関の隊員など人物の心情に目を傾けて見る良いと思います。

個人的な感想

人間として吸血鬼として生きていく。吸血鬼を狩る物語。

結論から言いますと…非常に人を選ぶ作品だと思います。好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌い。そんな作品。いやまぁどんな作品でもそうなんですが、割とこちらの作品は賛否が分かれそうだなと感じました。

というのも話数によってバランスが偏っています。1話や2話の雰囲気は良いんだけど2話の戦闘描写がちょっと…イマイチかな…。と思ったり、3話の山上と奥さんの話はとても良かったけど、5話の金剛鉄兵の件はちょっと…。など話数によっての良い所と悪い所が目立って見えた作品だったな…と思いました。

個人的には大正時代を舞台とした東京の雰囲気やBGM、零機関のメンバーなど好きな部分がある一方で、戦闘描写にもう少し力を入れてほしかったかなと思った作品でした。

元は人間だった零機関のメンバー。今では驚異の身体能力と不老の身体と驚異の回復力を兼ねた吸血鬼。そんな彼らが人々のため吸血鬼を夜な夜な狩る物語。

みゃんこ先生
なかなかにバランスが難しい作品じゃったのう。

【MARS RED】PV


公式Twitter


MARS REDのまとめ

政府に使役されるヴァンパイアは、今宵も帝都を飛翔する。【MARS RED】の紹介と感想でした。

作画に関しては非常に人を選ぶ作品と感じる一方、話はまとまっている物語でした。吸血鬼になってしまう事件を解決する政府の特務部隊・零機関。彼らの活躍を描いた物語でした。

それでは今回の記事はここまで。また他の記事でお会いしましょう!ではまた!

おまけ Twitterに投稿したお絵描き(模写練習)

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