【狼と香辛料Ⅱ】旅の行商人と狼少女の旅物語。すれ違いや誤解を呼んでしまう2期

えすえいち
【狼と香辛料】とは?…こんなアニメです!
※狼の化身である少女・ホロと
※旅の青年行商人・クラフト・ロレンスが
※軽妙洒脱な掛け合いをちりばめつつ旅をするファンタジー物語

記事の信頼性は?
この記事は、1日1クールアニメを見て、現在までアニメを500本完走し、アニメ記事を400本書いたアニメバカが執筆しています。

ジャンルとあらすじ

『狼と香辛料』とは?

狼と香辛料』(おおかみとこうしんりょう)は、支倉凍砂による日本のライトノベル、および同ライトノベルを原作とする漫画・テレビアニメ・テレビゲーム・ラジオドラマなどの関連作品。

ライトノベル版は文倉十がイラストを描き、電撃文庫(KADOKAWA)から刊行されている。2005年に行われた第12回電撃小説大賞の銀賞受賞作品であり、著者のデビュー作にあたる。

■ジャンル…ファンタジー/経済/商業
■ 年代…2008年1月 – 3月
■ 話数…全13話
■ 原作…支倉凍砂
■ 制作 / 監督…IMAGIN/高橋丈夫
■ 公式…狼と香辛料

引用元「狼と香辛料」 – Wikipedia

【STORY】


馬車で各地を巡り、数々の物品を取り引きする行商人クラフト・ロレンスは、

収穫祭に沸くパスロエの村を発つ道すがら、荷台に積んだ麦束に埋もれて眠る少女を見つける

少女は狼の耳と尻尾を有した美しい顔立ちで、自らを豊作を司る神“ホロ”だと名乗った。

「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちゃあホロ以外の何者でもない」

老獪ともとれる話術を巧みに操るホロに翻弄されるロレンス。

ホロが本当に豊穣の狼神なのか疑いつつも、

北の故郷へ帰りたいという彼女の言葉に絆されロレンスは共に旅することを了承する

そんな二人旅に思いがけない儲け話が持ち掛けられる。

近い将来、ある国の銀貨が値上がりするというのだ。

その儲け話のカラクリを探るべく、ロレンスは話に乗って事件へと巻き込まれていく。

みゃんこ先生
ふむふむ。狼の化身である少女青年行商人の旅物語じゃな。行商人ならではの駆け引き経済活動などにも重きを置いた作品じゃ

登場人物の紹介

ホロ 声 – 小清水亜美

クラフト・ロレンス 声 – 福山潤

引用元「狼と香辛料」公式サイト

設定・用語

・世界観

本作で描かれるのは中世ヨーロッパを思わせる架空世界であり、ここでは超常的現象はいっさい生じないとされるが、唯一の例外が「知性を持つ獣」の存在で、彼らはその正体において同族をはるかに凌ぐ体躯を持つうえに長寿あるいは不死であり、人間へ化身することができる。

・貨幣

商売に用いられる貨幣には、金貨、銀貨、銅貨があり、それぞれにさらなる多くの種類がある。為替レートは、各貨幣の価値により変動する。同じ貨幣であっても摩耗具合や発行時期によって相場が変動する。新しい国ができては貨幣を発行し、地方権力者や教会もどんどん独自の貨幣を発行しているため、巷には何百種類もの貨幣が流通しており、地域によって信用のある価値の高い貨幣がいくつかある。

・商人

この物語のキーワードの1つであり、農民や職人などの「その土地のみに生きる人たち」と対極をなす自由な存在。市街地に店舗を構えて顧客が来るのを待つ町商人と、各地を巡り顧客のもとへ出向いて商売をする行商人に分かれる。

・公証人

商人そのものではないが、一定規模の商取引を行う(契約するには不可欠な存在。「誰と誰が、こんな契約を交わしたということを公式に認める人。大きな町には町の支配者が認める公証人が必ずいるとされる。

こういうところは注意か…も?

剣や魔法を使うファンタジーの世界観ではない

ファンタジー作品ですが剣や魔法で戦う感じの作品ではありません。そのためド派手な演出などはありません。あくまで商人たちの駆け引きや商売の方法などにスポットを当てた作品です。

2期を見終わったあとは、3期みたい!ってなる作品。

ようはまだまだ2人が目指している北の故郷「ヨイツ」にたどり着いていません。ですので2期を見終わった人は3期が見たい!ってなる内容です。ただアニメ3期はないので少し寂しい気持ちになる作品です。


見所はどこ?

狼の化身である少女・ホロと旅商人ロレンスのやりとりにニヤニヤする

見た目、賢さ、しぐさ、喋り方、どれをとっても非常に愛くるしい狼の化身・ホロ。何百年も生きているためか非常に賢く、狼の姿であればどんな相手でも一蹴できる強さを兼ね備えた狼。

そんな彼女ですが、人間の形態では非常に愛くるしい見た目をし、いつもわがままな行動でロレンスに甘え、ときには助けてあげるそんな美少女です。

こんな猫のような気まぐれな彼女と真面目に物品を売買する旅の行商人・ロレンスのやり取りが最高です。言い回しがとても軽快で軽口をたたくけどいざという時は互いを信頼し、互いを助け合うそんな関係に思わずニヤニヤが止まらなくなります。

一言で言うなら…尊い気持ちにさせられる作品です。


旅商人ならではの駆け引きや商売のコツを描いた作品。

先に前置きを説明すると【狼と香辛料】はファンタジー作品ですが剣と魔法が一切登場しません。少し珍しいですが派手な戦闘などはないファンタジーもの。

(※イメージするなら我々の現実世界の中世ヨーロッパあたりの感覚に近い世界観です)その代わりに商売に重きを置いた作品で、貨幣のお話、為替の話、経済の話、など我々の世界でも使える知識をふんだんに盛り込んだ作品です。

ようはけっこう頭を使うアニメです。なぜ貨幣がそこまで大事なのか?為替とは何か?なぜこんな取引をしなくてはならないのか?商売の駆け引きの”物事の裏側を理解する”ことを学ばせてくれるアニメです。

頭を使う作品や先を予想して考えたい人なんかにはオススメです。


今回の2期は大きな物語が2つの2部構成

ようは1~6話までと7話~12話までの大きな物語が2つで構成されている【狼と香辛料Ⅱ】です。

つまり1期以上に見応えが凄いです。1期は1話か2話で構成された物語が多かったのに対して2期は両方とも6話構成の内容です。その分かなり話にのめり込めます。特に1~6話のホロを懸けた商人同士の熱い勝負はハラハラして楽しめます。

誤解が誤解を呼び商売を巻き込んだ大騒動とロレンスとホロの恋の行方に常にドキドキしっぱなしの内容。1期を見た方でホロのことが好きになった方は気が気でいられなくなるそんな内容です(汗)


えすえいち
この2人のやり取りは非常にいいですね…!ついニヤニヤしてしまいます(笑)

個人的な感想

回の狼と香辛料Ⅱは1期と比べると…

一言で言うなら…めっちゃもどかしい!!なんだこの気持ちは???ってなる内容でした。

1期は割とフランクな関係だったホロとロレンス。しかし次第に問題を解決していくうちに互いを信頼しあえるまでの仲になった2人。

今作はそんな2人の間に割り込んでくる1人の若き商人・アマーティという人物が現れます。この少年はホロに一目惚れをしてしまい、ロレンスとホロの間柄を聞いてきます。

ロレンスは彼女とは規約上の付き合いだからホロが借金を返すまで手放さないと説明します。それを聞いたアマーティはその借金を自分が肩代わりするから彼女を解放しろと迫ってきます。

ようはアマーティがホロに対して「借金で縛られているから自由になれないんだね!」「僕が解放してあげるよ!」「だから付き合って!」と求婚してきます。

つまり1人の女性を男性2人が取り合う。いわば商人同士の勝負事に発展する物語です。

今まではつかず離れずな間柄だったホロとロレンス。そんな2人のもとに、アマーティが登場したことで2人の間がめっちゃ親密になってめっちゃ離れるやん…。はぁ…尊い。って気持ちになりました。

ホロとロレンス、そしてアマーティ、3人の三角関係に非常にハラハラドキドキした物語です。非常にスパイスがかかった内容で正直こういうのを待ってた!って気分になった2期でした。

みゃんこ先生
まさかファンタジー作品で商人に重きを置いておるとはのう。なかなか見ない珍しい作品じゃったわい

公式Twitter


狼と香辛料のまとめ

旅をしながら各地を回る作品が好きな方にきっと刺さると思う。旅の行商人と何百年も生きる狼少女の旅物語【狼と香辛料Ⅱ】の紹介と感想記事でした。

ホロがさらに可愛いく感じる!1期以上にニヤニヤが止まらない(笑)これかはしんどい。商売ってマジで大変なんだな…。と思った2期でした。

個人的に1つだけ言いたいのが、「あれ?3期は?えっ!この続きは?」ってなりました。もし先の話が気になる方は原作を読んでみてはいかがでしょう?という終わり方でした。個人的には3期見たかったなぁ…と思った、内容が素晴らしかった【狼と香辛料】という作品。

2008年から2009年に放送された作品ですが今の今まで見てなかったのでやっと見られてよかった…と思えた作品でした。

それでは今回の記事はここまで。また他の記事でお会いしましょう!ではまた!

おまけ Twitterに投稿したお絵描き(模写練習)

NO IMAGE