※「玄武書房」に勤める変人編集部員・馬締光也(まじめ みつや)が |
※新しく刊行する辞書『大渡海』の編纂メンバーとして辞書編集部に迎えられ |
※個性豊かな編纂者たちが辞書の世界に没頭していく姿を描いた作品 |
“辞書”が一から作られる過程が見たい方
1つの事に没頭する仕事風景に驚かされたい方
好きなことに没頭した人達の人生が見たい方
こういった方にオススメですね!
ジャンルとあらすじ
『舟を編む』とは?
引用元「舟を編む」 – Wikipedia |
【STORY】 |
西岡「まじめもいいけど、もう少し空気を読めってコト」 馬締「西岡さんの仰る『空気』は【呼吸する】ものではなく、 【場の状況、雰囲気】を表す際に用いる『空気』ですね・・・」 口下手なのに営業部員の馬締光也と、 一見チャラ男だが辞書編集部員である西岡正志は、偶然、街中で出会う。 中型国語辞典『大渡海』の刊行計画を進める、 出版社・玄武書房のベテラン編集者・荒木は、 自身の定年を間近に控えて後継者探しに躍起になっていた。 そんな中、西岡から馬締の話を聞き、彼をスカウトすることに・・・・・・。 「人をつなぐ — 言葉を編む」伝わらない言葉。 伝えられない想い。 これは、そんな不器用な人間達の物語である。 引用元「舟を編む」公式サイト |
・登場人物の紹介
馬締 光也(まじめ みつや)声 – 櫻井孝宏 | ||
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引用元「舟を編む」公式サイト |
西岡 正志(にしおか まさし) 声 – 神谷浩史 | ||
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引用元「舟を編む」公式サイト |
林 香具矢(はやし かぐや) 声 – 坂本真綾 | ||
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引用元「舟を編む」公式サイト |
荒木 公平(あらき こうへい) 声 – 金尾哲夫 | ||
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引用元「舟を編む」公式サイト |
松本 朋佑(まつもと ともすけ) 声 – 麦人 | ||
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引用元「舟を編む」公式サイト |
佐々木 薫(ささき かおる) 声 – 榊原良子 | ||
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引用元「舟を編む」公式サイト |
岸辺 みどり(きしべ みどり) 声 – 日笠陽子 | ||
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引用元「舟を編む」公式サイト |
・何をする話なの?
“辞書”を一から作っていく個性豊かな編纂者たちの物語 かなり変わった主人公・馬締 光也(まじめ みつや)が、辞書編集部の方々と”一から辞書”を作っていく物語となっています。 どれほど馬締が変わってるかというと、「お前さ、空気を読めよ」と言われたらみなさんはどのような反応をするでしょう? だいたいの人は、目立ちすぎた。目をつけられたなど。空気を読むということはどういう意味かなんとなくわかると思います。 しかし馬締という人物は、「『空気』は【呼吸する】ものではなく、【場の状況、雰囲気】を表す際に用いる『空気』ですね・・・」と言葉の意味を正確に捉えてから意味を理解し相手に間違いを伝えようとする人物です。 つまりとてつもない言葉の知識をもっているが、対人コミュニケーションがとても弱い人物です。 そんな言葉の意味を深く知っている彼が、辞書編集部のみんなと一緒に”言葉の辞書”を作っていく物語となっております。 |
・見どころポイント
1つの辞書が生まれるまでの過程と努力を描いた仕事風景に驚かされる 言葉が好きな人たちの途方もない時間と作業と努力と根気と執念が入り混じった仕事現場を拝める作品。 「辞書を作る」という一見ピンとこない仕事を題材にした作品で、辞書がどうやったら完成するのかを一から細かく描写していくのが本作品。 『大渡海』という辞書に23万語を収録させるために辞書編集部員の5人が言葉を集めていく。 ちょっと何を言ってるのか分からない数字に驚くとともに一体完成はいつになるんだ?と疑問を覚えた作品。 ちなみに完成は13年後。その13年という長い時間をかけて辞書編集部員たちの努力とその過程を描いた物語に驚きます。 こんなに大変な仕事があるんだな…と驚くとともに、1つのものをみんなで作り上げる達成感が得られる作品。 特に会社で働いている人やチームで何かを作っている人などにはドンピシャでささる内容だと思います。 働いている大人にオススメしたい作品です。 |
・個人的な注意点
2部構成の物語のため途中で話が飛びます。 あらかじめこの作品は2部構成ということを知っておいてください。7話と8話で一気に時間が13年飛びます。 |
・個人的な感想
辞書の世界に没頭した人達の”人生”を見ているような作品 次に何が起こるか分からない…!今まで見たことがない題材の作品でした。 この先がどういう話になってくるのかワクワクドキドキした作品でした。 辞書を作る。言葉では簡単だがいざどのように作られるのか?いざその工程を一から説明(体験)していく物語です。 辞書作りとは…言葉を集めるところから始まり。日常会話、本やTV、ラジオといったあらゆるものから言葉を集めて用例最終カード(メモ用紙)に書きとどめていき。 そして他の辞書にも載ってる言葉や載っていない言葉にチェックを入れていき、最終的に23万語を収録させる。 それからこれらの言葉の意味の解説を分かりやすく簡潔に書き入れていく(専門の先生や大学の先生などにお仕事を発注し精査する) そして最後にみんなでチェックをしていく…聞いてるだけで地道すぎる作業に頭がパンクしそうになる作業過程です。 「イヤイヤイヤイヤ終わるのにどれだけ時間がかかるんだよ(笑)」と聞いていて思いました。(10年以上かかるらしいですが…) これだけ大変な仕事をする彼らの熱意と努力に驚かされた作品。辞書作りという仕事に没頭した人達の人生を描いた作品。 この【舟を編む】という物語を見た後に何故か自分も嬉しくなった作品です。 こういう全く知らない仕事を漫画やアニメで知ることができ、それを面白く伝える原作者やスタッフの方たちに感謝したくなった作品でした。 |
【舟を編む】PV
公式 twitter
舟を編むのまとめ
新しい辞書「大渡海」を作る人々の”努力”と”情熱”の物語【舟を編む】の感想と紹介でした。
“辞書”を一から作っていくという途方もない仕事と、”言葉”の意味をとても大事にしている作品でした。
言葉とはその時代時代で意味がかわり、本来の意味とは違うもの変わる生き物。そんな生き物をまとめて辞書にしていく。
そんな静かでとても熱く大人にこそ見てほしい作品です。
それでは今回の記事はここまで。また他の記事でお会いしましょう!ではまた!