【どろろ】奪われた身体を取り戻す。全身作り物の男が化物から11の身体を取り戻す妖怪退治の物語

えすえいち
【どろろ】とは…こんなアニメです!
※戦国の世 醍醐の国は戦や飢饉、流行り病で死を待つばかりの国となっていた…。
※そんな中、国の主である景光は寺のお堂にある十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。
※しかしその引き換えとして生まれてきた赤子は”身体のあちこちが欠けて”生まれてきてしまう…。
※この作品は鬼神によって奪われた11か所の身体を取り戻す物語。
みゃんこ先生
どんな人にオススメなんじゃ?
えすえいち

時代劇や戦国の世を題材としたシリアスな展開が好みの方

妖や鬼といった存在を倒していくファンタジー作品が好みの方

アクションや殺陣シーンのクオリティが素晴らしい作品が見たい方

こういった方にオススメですね!


記事の信頼性は?
この記事は、1日1クールアニメを見て、現在までアニメを600本完走し、アニメ記事を500本書いたアニメバカが執筆しています。

ジャンルとあらすじ

『どろろ』とは?

『どろろ』は、手塚治虫の漫画『どろろ』を原作とした日本のテレビアニメ。

パイロットフィルムを含め、2019年までに3度にわたって制作されている。(こちらは2019年度版を紹介します)

2019年1月から6月まで、TOKYO MXほかにて全24話が放送された。制作はツインエンジン、放送時間は放送局の節を参照。ナレーションは麦人が務める。

同作品の企画がスタートしたのは2016年頃で、手塚の原作絵を活かしたアニメ化の路線も考えられていた。その後2018年3月19日に新たなテレビアニメ化が正式に発表された

第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品

■ジャンル…妖怪、ダーク・ファンタジー、アクション冒険活劇、時代劇(戦国時代)
■ 年代…2019年1月 – 6月

■ 話数…全24話
■ 原作…手塚治虫
■ 制作 / MAPPA、手塚プロダクション / 監督/古橋一浩
■ 公式…どろろ

引用元「どろろ」 – Wikipedia

【STORY】

時は戦国。醍醐の国の主である景光は、

ある寺のお堂で十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。

それと引き換えに生まれた景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、

忌み子としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。

時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れた。

そんなある日〝どろろ〟という幼い盗賊は、ある男に出会う。

それは、鬼か人か

両腕に刀を仕込む全身作り物の男〝百鬼丸〟は、

その見えない瞳で襲い来る化け物を見据えていた。

引用元「どろろ」公式サイト

みゃんこ先生
ふむふむ。国の繁栄のために自らの息子を生贄にして鬼神と取引してしまったのじゃな…。そしてその犠牲になった子が自分の身体を鬼神から取り戻すといった物語じゃな

・登場人物の紹介

百鬼丸(ひゃっきまる)声 – 鈴木拡樹
生まれた際に12体の鬼神に奪われた身体を取り戻すために旅をしている。

目が見えない代わりに他者の存在を炎のような光として認識し、義手に仕込んだ刀を振るって戦う。

引用元「どろろ」公式サイト

どろろ 声 – 鈴木梨央
根は優しいが、一方で生意気かつ強かな一面も持つ。

鬼神に襲われていた所を百鬼丸に救われて以来、共に旅をするようになる。民を虐げる侍が嫌い。

引用元「どろろ」公式サイト

醍醐 景光(だいご かげみつ)声 – 内田直哉
醍醐の国の主であり、百鬼丸と多宝丸の父。

領土の繁栄のために12体の鬼神と取引をし、我が子である百鬼丸を対価として差し出した。為政者として非常に冷徹な覚悟を持つ。

引用元「どろろ」公式サイト

多宝丸(たほうまる)声 – 千葉翔也
景光の息子であり後継者。

百鬼丸の実の弟でもある。百鬼丸とは違い、醍醐の屋敷で何不自由なく育った。実直な性格で、領土を反映に導いた父を尊敬している。

引用元「どろろ」公式サイト

寿海(じゅかい)声 – 大塚明夫
川に流された百鬼丸を拾った医者。

百鬼丸の育ての親であり、名付け親でもある。百鬼丸に造り物の身体を、妖怪と戦い生き抜く術を与えた。

引用元「どろろ」公式サイト

縫の方(ぬいのかた)声 – 中村千絵
百鬼丸と多宝丸の生みの親。

鬼神との取引で百鬼丸を差し出した景光を責め、捨てられた我が子のことを心の中で長年想い続けていた。

引用元「どろろ」公式サイト

琵琶丸(びわまる)声 – 佐々木睦
謎の盲目の法師。

世捨て人のように飄々としているが、百鬼丸とどろろを気にかけ時には手助けをする。百鬼丸と同じく他者の存在を炎のような光として認識し、琵琶に仕込んだ刀で戦うことができる。

引用元「どろろ」公式サイト


・個人的な感想と見どころ

その1鬼神を倒すことで自分の身体を少しずつ取り戻していく百鬼丸の姿から目が離せないダークファンタジー

国の繁栄のため、生贄として11か所もの身体を鬼神によって奪われた百鬼丸。

そのため視覚、聴覚、嗅覚、声帯、表皮、痛覚神経、背骨、両手両足を失ったまま生まれてきました。

生後生まれて間もない捨てられた赤ん坊の百鬼丸を偶然、寿海(じゅかい)と呼ばれる義手・義足などを作る医師に拾われるところから物語が始まります。

最初見た時は「これは…酷い…」という感想しか出てこなかった作品です。

スタートからかなり重い始まり方で「えっ…!?この後どうなるの…?」という展開につい先が気になり一気に見てしまった作品です。

かなりシリアスなダークファンタジーですが、こういったシリアスで暗い始まりをする作品が好きな方にはかなりオススメできる作品です。


その2シリアスなんだけどそこまで暗い気持ちにさせない、メリハリが別れている作品

というのも【どろろ】は全体的にシリアスでダークな印象を与える時代劇ものです。

これは↑で解説した百鬼丸の生まれや目的に起因するのでどうしてもシリアスな展開が続きます。ただ全話通してそこまで暗い感じに見えない作品でした。

それは百鬼丸の隣にいつも”どろろ”というお調子者だけど根が真面目で元気な子供がそばに居るため。持ち前の明るさで作品の暗い雰囲気を一人で払拭してしまいます。

鬼神によって身体を奪われ感情表現ができない百鬼丸に代わり、どろろがその部分をカバーする。なんというか暗いんだけど明るい作品です。

百鬼丸がシリアス担当、どろろがギャグ担当みたいなメリハリがしっかり分かれているアニメでした。

この2人の相棒のような関係に尊い気持ちにさせられた作品です。


その3アクションや殺陣シーンのクオリティに思わず「おぉ…カッコイイ…」と思わせられるアクション性が強い作品

というのもアニメーションを担当している制作会社がMAPPAです。(制作した主な作品、呪術廻戦、進撃の巨人 The Final Season、ゾンビランドサガ、賭ケグルイ、ユーリ!!! on ICE)

言わずもしれた超有名タイトルを持ち前の技術力で描き切った会社です。ようはアクションに物凄く強い会社です。

そんな会社が作画を担当しているんだからアクション作画は必見です。特に百鬼丸が鬼と戦うシーンや人と武士と斬り合うシーンなんかは「あっ…ヤバイ」という感想しか出てきませんでした。

アクション性が強い作画、特に時代劇や戦国時代なんかの刀で斬り合う作品が好みの方にはオススメできる作品です。

みゃんこ先生
雰囲気はかなりダーク寄りなものの、あまり暗い気持ちにさせない作品じゃったのう

・個人的な注意点

原作とは内容が違います。

個人的には原作を知らないので気にはならなかったのですが、内容や設定が大きく異なっています。

例えば原作の鬼神の数は全部で48体ですが、今作では全部で12体。原作の百鬼丸はテレパシーと超感覚を備えた超能力者であるが、今作の百鬼丸は第六感でぼんやりと見える魂の色で敵意を判別できる程度など。

原作とは大きく異なる設定や内容が含まれています。そのため原作を知っている方からしてみれば「ん~」と思うかもしれません。逆に原作を知らなければそのまま気にしないで楽しめるとは思います。

えすえいち
原作とは多少設定とか違うんですね!知らなかったのですが違和感なく楽しめたました

【どろろ】PV

 


どろろのまとめ

鬼神によって奪われた身体を取り戻すため、全身作り物の男が11か所の身体を取り返す物語。【どろろ】の紹介と感想でした。

出だしはかなり重いものの、百鬼丸がどろろと出会い、共に旅をし、そして鬼神たちを倒し自らの身体を取り戻していき、失ったはずの感覚を徐々に取り戻し元の人間に戻っていく物語です。

鬼たちを斬ることで徐々に体は人間になっていくのですが、心は…。

目的は鬼神を全て倒して身体を取り戻す。分かり切った目的なのですが、そこに至るまで様々な障害や苦悩が百鬼丸を待ちかねています。

中盤まで見ると「あぁ…」と何とも言えない気持ちにさせられた作品でした。ダークでシリアスな作品をお探しの方は是非お手に取ってみてはいかがでしょう?

それでは今回の記事はここまで。また他の記事でお会いしましょう!ではまた!

おまけ Twitterに投稿したお絵描き(模写練習)

■各種リンク■

引用元「どろろ」公式サイト

引用元「どろろ」 – Wikipedia

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